ワシントンD.C.にしか存在しない、GO GOという音楽があります。
何十年も前に流行ったゴーゴー・ダンスでは当然なく、きわめてローカルな土着ファンク。
チャカポコチャカポコと執拗にリフレインされるパーカッション、「ピューン」とやたら大げさなシンセ・フレーズ、そして圧倒的な重量感を持ったリズム・セクションが特徴で、ライヴでは一曲の演奏に数時間が費やされたりします。
いちばん有名なのはチャック・ブラウンですね。
70年代にレゲエで当てたことに気をよくした米アイランド・レーベルが、80年代中期に売り出しをかけたので、日本でも一時期話題になりましたよね。
あまりにローカルなんでパーマネントなジャンルとして認知されませんでしたけど、数多くの名作がリリースされました。

↑チャック・ブラウン&ザ・ソウル・サーチャーズ、トラブル・ファンク、E.U.、レッズ&ザ・ボーイズなど代表的バンドの楽曲を収録し、GO GOに認知度を高めるのにひと役買った名コンピ『GOOD TO GO』。

↑GO GO売り出しを目的としてつくられた映画『GOOD TO GO』のサントラ。
主役はレッズ&ザ・ボーイズで、チャック・ブラウンもE.U.もトラブル・ファンクももちろん参加でライヴ・シーン満載。
しかも黒人を嫌悪する白人警察官の策略を暴く地元新聞記者の役として出演しているのは、なんとアート・ガーファンクル!
ちなみにこれ、日本でもビデオ化されました。
↓

なぜかタイトルが『ソウルビート・ストリート』に。
そればかりかジャケ中央にでーんとレイアウトされているのは、本筋とはまったく関係ない街のチンピラ(超脇役)。
「黒人=ワル=ストリート」
メーカーのディレクターのシンプルな発想力にリスペクト(しねーよ)。
↓あと、これはあんまり知られてないと思うんだけど、エレクトロなどのミックス・アルバムを当時から積極的にリリースしていた『STREET SOUNDS』レーベルから出たGO GOのミックス・アルバム。

明らかに『GOOD TO GO』を意識したタイトルと、チャラいデザインが素敵すぎます。
きれいなミックスがポイントである『STREET SOUNDS』だけに、(一ヶ所テキトーなツナギもあるけど)内容もいいっす!
でね、いまどきなぜGO GOについて書いているかというと、ワシントン・D.C.の『GO GO RADIO』が復活していたことを知ったからです。
数年前にたまたま見つけて小躍りし、しょっちゅう聴いてたんだけど、いつの間にか消えてたんですよねー。
でも昨日なんとなく検索してみたら、見事に引っかかったというわけ。
当然のことながら、チャカポコチャカポコとワンパターンなGO GO地獄です。
きっとハマるので、ぜひチェックしてみるよーに。
MP3とWindows Mediaで聴けるよ。
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